substance, substantial, substantive, substantiateの語源は?
どれもほぼ同じルーツから来ているsubstance, substantial, substantive, substantiateについて、これらの語源を見ていきたいと思います。
語源はどれもほぼ同じ
substanceとsubstantial、そしてsubstantiveはラテン語のsubstantiaを語源に持ち、その意味はbeing, essenceです。一方、substantiateはsubstantiare(give substance)を語源に持ちます。
substanceは名詞
substanceは名詞です。その意味は大きく分けて「物質、実体」「重要性、妥当性」です。特に、「重要性」の意味を持つsubstanceを使ったフレーズとして、in substance(Essentially)というものがあるので覚えておきましょう。
substantialとsubstantiveは形容詞
substantialとsubstantiveは形容詞です。どちらも、名詞のsubstanceと同じルーツなので、「実体のある、実質的な」といった、realに関連する意味を持っています。
しかし、substantialには「かなりの」という程度を表す意味もあり、この意味で使われているのをよく目にします。例えば、a substantial amount of cashと表現すると、「かなりの額の現金」みたいな意味になります。語源のsubstantiaにはbeingという意味がありますが、この場合実際に現金があるのですね。「現金がある」と言えば、だいたいの場合かなりのお金があるわけです。そんな感じで見ていくと、substantialに程度を表す意味が含まれるのもうなずけるかもしれません。
substantiateは動詞
substantiateは動詞です。意味はProvide evidence to support or prove the truth of.で、「実証する」です。語源であるsubstantiare(give substance)を考えると、なぜ、substantiateが「実証する」という意味になるのか理解しやすいと思います。つまり、「実体」を与えるところから、「実証する」という意味になっています。
まとめ
substance, substantial, substantive, substantiateは品詞が異なるだけでどれもほとんど同じ語源をルーツに持ちます。substantiaにはbeing、essenceという意味があり、substantiareの意味はgive substanceです。基本的に「本質」「物質」「重要」といったsubstantiaの意味を把握することで、それぞれどのように使っていけばいいのかが把握できるのではないかと思います。